≡☆ 武蔵丘陵森林公園のヤマユリ ☆≡
2016/07/16

国営武蔵丘陵森林公園は関東でも有数のヤマユリの自生地として知られているとの噂を耳にして訪ねてみたの。残念ながら、一株に多くの花を咲かせるヤマユリは、梅林エリアでしかお目にかかれませんでしたが、一輪二輪と健気に咲く姿は園内のあちらこちらで目にすることが出来たの。

やまゆり遊歩道

パンフ(表) パンフ(裏) パンフ(表) パンフ(裏) Pamph-A(表) Pamph-A(裏) Pamph-B(表) Pamph-B(裏)

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訪ねたときに頂いてきたパンフレットを参考までにアップしておきましたので、興味のある方は上掲の画像をクリックしてみて下さいね。ここでは便宜的に A Version & B Version としていますが、二種類あったの。尚、ヤマユリの開花情報やイベントの開催内容などは、その年毎に変わりますので 国営武蔵丘陵森林公園公式HP で御確認の上でお出掛け下さいね。アクセス方法なども詳しく案内されていますので忘れずにね。

歩いたコースとしては南口から中央口を廻り、西口へ抜ける行程になるの。公式HP にアップされていた「ヤマユリ みどころマップ」に依ると、北口付近にもヤマユリが咲くエリアがあるようでしたが、今回はパスしてしまったの。だって、余りにも広すぎて歩き疲れちゃったの(笑)。それに、帰宅後に気付いたのですが、公園内で最も株数が多いとされる「やまゆりの小径」を見逃していたの。カエデ園辺りからは帰ることしか頭になくて、そのまま西口に直行したのが良くなかったみたいね。と云うことで、肝心要のエリアでの開花の様子を御案内出来ませんが、御容赦下さいね。

scene-01.mp4 scene-02.mp4 それでは、早速、園内で見掛けたヤマユリを紹介していきますね。残念ながら、香りまではお届けすることは出来ませんが、木々の間を縫うようにして流れ来る風に乗り漂う甘い香りを想像しながら、「里山の宝石」とも呼ばれるヤマユリの艶姿を、ごゆっくりと御堪能下さいね。 scene-01
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まず最初の開花エリアとなる山田城跡(遺構らしきものは見受けられないのですが)を経て次の開花エリアとなる梅園に向かいましたが、その梅園では今回訪ねたエリアの中では一番見応えのあるヤマユリが咲いていたの。数多くの蕾をつけて開花を待つヤマユリもありましたので、一斉に開花したらきっと圧巻ね。
山田城跡 古鎌倉街道
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ここからは中央口広場を起点にして針葉樹見本園・彫刻広場・カエデ見本園を経て紅黄葉樹園までを歩いてみたの。途中にある都市緑化植物園では「里山の宝石・やまゆり展」も開催されていたの。
木立(皇帝)ダリア交配種 コノテガシワ

紅黄葉樹園に咲くヤマユリを見終えたところで公園を後にしてしまいましたが、余りにも広すぎて歩き疲れてしまったの。残念なのは公園内で一番株数が多いと云う「やまゆりの小径」に咲くヤマユリを見逃してしまったことね。この頁を御覧になって追体験してみたいと思われたあなた、歩き疲れてしまう前に「やまゆりの小径」をめぐってみて下さいね。But 今回ξ^_^ξが紹介したエリアは、どちらかと云うと早咲きエリアなの。対して「やまゆりの小径」は遅咲きのエリアみたいね。訪ねる際には最新の開花情報を御確認の上でお出掛け下さいね。最後に仕入れてきた(笑)ヤマユリの蘊蓄話を披露して森林公園のヤマユリの紹介を終えますね。


ヤマユリ このヤマユリ( 英名:Gold-Banded Lily )ですが、意外にも(?)日本の固有種なの。一口にヤマユリと云っても、地域で多少の差違が見られるようですが、普通に見るヤマユリの花は白くて、黄色い放射状の条と赤い斑点が特徴よね。ヤマユリの学名 L.auratum の アウラツム auratum は「黄金色の〜」の意だそうですが、黄色の条文に由来すると云うわけね。左掲のヤマユリのように、ときに、一株に10数輪もの花を咲かせることがありますが、そうなるまでにはかなりの年数を経なければならないみたいよ。

ところで、みなさん、ユリの球根は御存知ですよね。お料理の材料としてもお馴染みのユリ根ですが、実は、葉が変化したものだそうよ。学術的には鱗茎(りんけい)と呼ばれるもので、栄養分を貯め込んだ鱗片の集合体と云うわけ。アイリスやチューリップなどの球根は花を咲かせるための栄養供給源なので、開花を終えた頃には干涸らびてしまいますが、対して、ユリの球根は光合成で得た養分を貯め込むと、新たに鱗片が作られ、生長を続けながら大きくなっていくの。生育環境が良ければ数年間は生長を続けるのだとか。花数を多くつける株は、環境の変化に耐えながら、しっかりとした球根に生長出来た証しであり、苦節ン年にして、はじめて華麗な開花が成し遂げられるの。

ヤマユリ

それなら、一輪だけの花をつける株は一年草かしら−と思うわよね。But 驚いちゃダメよ、ヤマユリの種は発芽するまでだけで一年半もかかるのだとか。加えて、発芽には夏場の高温期が必要で、条件が悪いと発芽しないこともあるそうよ。条件に恵まれて発芽出来た場合には小さな球根をつくり、冬の寒さ(寒すぎても温かくてもダメで、一定の条件があるみたい)を経験して初めて地上に芽を出すの。更に、更によ、発芽して花を咲かせることが出来る開花株になるまでには3,4年もかかるのだそうよ。と云うことは、一輪しか花をつけてなくても、発芽から4,5年は経ていることになるのね。何か、目の前のヤマユリがやたらいじらしくなってしまうわね。

ところで、ユリと云う名前の由来ですが、大きく咲いた花が風に揺れるさまを表したものだそうよ。また、ユリには漢字の「百合」が当てられることもありますが、先程お話しした鱗茎の、鱗片が幾重にも重なり合った状態に由来するのだとか。中国では元々は特定のユリを指すものでしたが、ユリ全体を表す呼び方になったのだそうよ。立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花−の喩えがあるように、「百合」からは清楚にして気品ある響きが感じられるわよね。

「ヤマユリみどころマップ」に依ると、梅園エリアでは帯化株を見ることも出来るようなことが案内されていましたが、ξ^_^ξが訪ねたときには見掛けなかったの。帯化株?何、それ−と思うわよね。ヤマユリは、帯化現象と呼ばれ、通常であれば丸いはずの茎が扁平状態となり、ときとして一株に100輪もの花をつけることがあるなど、異常な開花を見せることがあるの。原因は定かではないものの、一度帯化したからといって、翌年もまた帯化するとは限らないことや、野生状態のものには見られないことなどから、生育中の栄養過多などに依るものと考えられているみたいね。梅園であるが故に、梅の木に対する施肥があり、その余録を受けて栄養過剰になり易いのかも知れないわね。多花のユリが多いのもその恩恵故のものなのでしょうね。

実際に梅の木に対する追肥などが行われているのかどうかは未確認です。
栄養過多となる要因が、或いは他にあるのかも知れませんが、そのときは御容赦下さいね。

ヤマユリ

ところで、ヤマユリの花びら(花弁)は見た目からして当然のように6枚だと思うわよね。But 本当の花びらは何と!内側の3枚だけだそうよ。じゃあ、花びらのように見える残りの3枚は何なのよ?実は、それは萼が変化したもので、正式には外花被と呼ばれ、本来の花びらの方は内花被と呼ばれているみたいね。この花被ですが、花びらと萼の区別がつきにくいときに両者をひっくるめて呼ぶときの呼称だそうよ。その花被ですが、ユリの花の蕾に思いっきり顔を近づけて見るとお分かりいただけるのですが、外花被が内花被を保護するようにして包み込んでいるの。前述の鱗茎と云い、この花被と云い、ヤマユリの体内には複雑な仕掛けが内包されているのね。

















嘗ては野山で普通に見られたヤマユリも、今ではその姿を見掛けることもめっきり少なくなくなりましたが、武蔵丘陵森林公園では数多く自生すると知り、訪ねてみたのが今回のヤマユリ散策ですが、頂いてきたパンフには「関東最大級の自生地」として約10,000株のヤマユリが自生すると案内されているの。But 実際に開花するのはその内の3,000株だけみたいですが、それでも圧倒的な数よね。広い園内のこと故、隅から隅までを歩いてみた訳ではないので未確認ですが、それでも数多くのヤマユリに出会うことが出来たの。例年でしたら7月中旬から下旬にかけて、つかの間の夏を謳歌するかのようにして咲き誇るヤマユリ、あなたも森の中の遊歩道を辿りながら、その姿を訪ね歩いてみてはいかがですか?それでは、あなたの旅も素敵でありますように ‥‥‥

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〔 参考文献 〕
日本放送出版協会刊 肥土邦彦著 NHK趣味の園芸・よくわかる栽培12か月「ユリ」
その他、現地にて頂いてきたパンフ、栞など






どこにもいけないわ
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