≡☆ 小石川植物園のお花見 ☆≡
2019/03/31

小石川植物園の名は御存知の方も多いと思いますが、実はレッキとした研究施設で、東京大学大学院理学系研究科付属植物園の正式名称が示すように、何と、あの東大(それも大学院よ)の付属施設なの。そんな小石川植物園で、まさかお花見が出来るとは、思いもしなかったの。

小石川植物園

サクラ 頂いてきたパンフに依れば、小石川植物園は江戸時代の貞享元年(1684)に現在の南麻布3丁目辺にあった麻布南薬園を現在地に移設して小石川薬園としたことに始まり、現在は約162,000²(東京ドーム約3.5個分)もの敷地に多様な植物が収集&栽培されているの。サクラの木が多く植えられているのは本館の建物と隣り合わせにしてあるソメイヨシノ林ですが、ここにはソメイヨシノから派生した園芸品種も多く植えられていて、変わり種の品種も植樹されているなど、さすがは植物園ね、こんなサクラもあるのね−と、見ていて楽しいの。研究施設と云うことで、園内では禁煙に加えて、アルコール類の持ち込みも禁止ですので、清く正しい(笑)お花見をして下さいね。因みに、ソメイヨシノ林の傍らには軽食&飲み物を提供する売店があり、ξ^_^ξが訪ねたときにはフル稼働でした。

植物園と云うことで、当然サクラ以外の植物も数多く植えられているので、時間の余裕もあり、広い園内をひとめぐりしてみたの。
ここでは撮りためてきたものをエリア別にスライドに纏めてみましたので御笑覧下さいね。エリアと云っても、ξ^_^ξが勝手に分けただけだけど。

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上述のように、お花見のメイン・エリアとなるのが紹介するソメイヨシノ林で、サクラの木の下では多くの来園者が清く正しいお花見をしていたの。ここではそのソメイヨシノ林に咲いていたサクラを中心に、近辺に咲いていたサクラも併せて紹介しますね。
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サクラを一通り見終えたところで、ちょっと園内をお散歩してみたの。その際に見掛けた花々を少しですが紹介しておきますね。スライドには含まれませんが、園内には他にも学術上記念すべき発見となった 精子発見のソテツ 精子発見のイチョウ 、メンデルの法則で知られるメンデル Gregor J.Mendel が実験に用いたと云う メンデルのブドウ の分株、ニュートンの法則で知られるニュートン Isaac Newton に因む ニュートンのリンゴ の木もあるの。気になる方は現地案内板の説明を引いておきましたので青字の部分をクリックしてみて下さいね。
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園内をひとめぐりしたところで今度はソメイヨシノ林の、先程とは反対側(西側)を歩いてみたの。残念ながら温室は老朽化に伴う建物の建替工事中で見学することが出来ませんでしたが、側には植物園に残されている建物の中では最も古い柴田記念館があるの。元々は植物生理化学研究室として使用されていたもので、当初のままと云う訳ではないのですが、大正期の面影を残して佇む姿が素敵ね。現在は当時の植物学教室で教鞭を執っていた柴田桂太教授の遺品や業績などが展示されているの。
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一通りの見学を終えて正門へと向かったのですが、その途中で日本庭園の案内を見つけたの。植物園なのに日本庭園があるなんて面白い取り合わせよね、でも、お花見が出来ちゃうくらいだもの、日本庭園も期待していいんじゃないの−と、足を向けてみたの。これが大正解。元々は江戸幕府第五代将軍の徳川綱吉が幼少期に住した白山御殿と、蜷川能登守の屋敷にあったと云う大名庭園を母体とすると云うのですから血脈の良さは折り紙付ね。最奥部にはこれまた国の重要文化財に指定される旧東京医学校本館があるの。現存する東京大学関係の建物の中では最古のもので、昭和44年(1969)に本郷から移築されているの。ここはお薦めよ。
















サクラ 実は、小石川植物園へは播磨坂さくら並木のお花見の序でに足を向けてみたの。事前に下調べをしていたわけでもなくて、至近距離にあるし、植物園なので何かしらの花が咲いているハズよね−と安易な気持ちでいたの。それがいざ訪ねてみればソメイヨシノ林のサクラの木の下では大勢のお花見客が宴(?)もたけなわだったの。あれ〜、確かここって教育機関としては頂点に君臨する東京大学の付属研究施設よね、そんなところでお花見が出来ちゃうんだ−と、半ばカルチャーショック状態のξ^_^ξでした。

それはさておき、本数の上では他のお花見の名所には決してかないませんが、植物園であるが故に、種類が多いことと、花付きの見事さでは他所に引けを取らないわね。そのサクラを堪能した後は、他の花卉類を見ることも、日本庭園をそぞろ歩くことも出来るの。東大の赤門はとびっきり狭き門だけど、小石川植物園は至って大らかでお薦めよ。それでは、あなたの旅も素敵でありますように‥‥‥

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どこにもいけないわ