≡☆ 城ヶ島水仙めぐり ☆≡
2017/01/15

三浦半島の最南端に位置する城ヶ島は緑豊かな森が広がる一方で、外海の相模灘に面した南側では切り立った断崖や荒磯が続き、岩礁をめぐる散策も楽しめるの。その城ヶ島では1月中旬から2月中旬頃にかけて水仙まつりが開催され、城ヶ島全体では70万株もの水仙が咲き誇ると知り、出掛けてみたの。

城ヶ島水仙めぐり

城ヶ島の東半分を占めているのが県立の城ヶ島公園で、14.6haの敷地には凡そ30万株もの水仙が植栽されているの。加えて、普通は水仙と云えばニホンスイセンですが、ここ城ヶ島では花被片の一部と副冠が変化して八重化した花を付ける八重水仙なの。加えて、城ヶ島に咲く八重水仙は城ヶ島の固有種なの。現在では園内だけでも30万株あると云う八重水仙ですが、そのルーツは30数年前に地元の方が島内の藪の中で偶然目にした一株にあり、それを公園側で分球して数を増やしていったのだとか。その作業は現在も進行形のようですが、一足早く春の訪れを告げてくれる八重水仙は日頃の丹精があればこその景観ね。今回の散策では公園内に咲く水仙を愛でた後は、荒磯に降り立ち、安房埼灯台から城ヶ島灯台まで岩礁の径も歩いてみたので併せて紹介しますね。尚、城ヶ島をじっくりと散策してみたいと云う方は 城ヶ島岬めぐり を御笑覧下さいね。CM でした(笑)。

気になる水仙の開花情報ですが 三浦市観光案内 を御参照下さいね。残念ながら更新頻度が少なくてタイムリーな情報が得られないのが難点ですが、最後は運を天に任せて。尚、公園側では見頃を過ぎた花房を株から摘み取るなどの作業もしているのだとか。それに、水仙自体の開花期間が比較的長いので、ピークを過ぎたからと云って、直ぐに見劣りがしてしまうようなことにはならないようよ。早過ぎて花数が少なかったわ−と云うよりも、少しばかり見頃を過ぎてしまったかしら−と云う頃が逆に狙い目かも知れないわね。どちらにしても、お出掛けのタイミングの見極めは自己責任でお願いしますね。

それでは、早速、水仙めぐりのお散歩に出掛けましょうね。ここでは、撮りためてきたものをエリア別に分けてスライド風に纏めてみましたので、御覧になりたい方は、それぞれの画像をクリックして下さいね、別窓( or 別タブ )を開きます。

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城ヶ島で一番の見所となるのがこのエリアで、公園入口のゲート前の駐車場の両側に数多くの水仙が植栽されているの。中でも南側の水仙苑には11万株もの八重水仙が植えられているの。その密集度からしても一番艶やかな姿を見ることが出来るの。更に、ゲートを潜り抜けた先にはクロマツの松並木が続き、その根元にも八重水仙が植えられているの。そのコラボレーションが素敵ね。
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第一展望台のあるピクニック広場からは対岸にある宮川公園の風車や、遠く剱崎の景観を眺めみることも出来るの。勿論、南側の断崖に位置して建つ第一展望台からは雄大な外海の景観が一望の下、房総半島も遠望出来るの。それはさておき、その第一展望台の足元の植え込みにも数多くの花を付けた水仙が。第一展望台で眺望を楽しんだところで安房埼に下りてみたの。ちょこっと、その寸景を載せておきましたのでお楽しみ下さいね。
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荒磯に遊んだところで公園に戻りましたが、第二展望台のあるところからは南側の散策路を歩いて公園入口まで戻ったの。そこからは先程の駐車場南側の水仙苑を通り越してウミウ展望台のある散策路を歩いてみることにしたの。掲載する画像は、その入口の少し手前の径沿いに咲いていた八重水仙ですが、花が重くて皆お辞儀してしまった水仙が多い中で、このエリアの水仙だけは頑張って横顔を向けてくれていたの。日陰で、ちょっと寒そうだったけど。
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本来なら、海鵜の像があるところから海鵜展望台を経て城ヶ島灯台へと延びる水仙ロードがあり、6万株の水仙が植えられているので、それを紹介すべきなのでしょうが、今回の散策では潮騒の誘惑に負けて馬の背洞門を経て城ヶ島灯台へ向かう磯伝いの路を歩いてしまったの。なので、水仙の画像は余りないのですが、途中では、城ヶ島では珍しくニホンスイセンが一株咲いているのを見つけたの。その他、城ヶ島灯台の景観など、余り参考にならないかも知れないけど、グリコのオマケモードで。
















清楚なイメージを以てして語られることの多い水仙ですが、同じ水仙でも、城ヶ島に咲く水仙は花被片の一部と副冠が変化して八重化した花を付ける八重水仙で、一株に多くの花を付けて咲き誇る姿はむしろ華麗でもあるわね。自らの花の重さに堪えかねてお辞儀をしてしまった水仙も多くて、仲々思うように花の表情を愛でることは出来ませんでしたが、それでも脳天気な旅人をとっておきの笑顔で出迎えてくれた水仙もまた多くあったの。城ヶ島では水仙を愛でた後には、気分を変えての荒磯めぐりも出来るなど、一度で二度美味しい体験が出来るの。あなたも機ならぬ季を捉えて、一足早い春の訪れを見に出掛けてみませんか?それでは、あなたの旅も素敵でありますように‥‥‥

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どこにもいけないわ