≡☆ 三朝温泉の旅 ☆≡
山陰の名湯・三朝温泉を訪ねる旅のプラン

交通機関の運行ダイヤ、料金などは ′03.05 現在の情報を元に作成しています。
実際に観光される場合には最新情報を得た上でお出掛け下さいね。

一日目:鳥取砂丘と三朝温泉

1.JR東京駅 とうきょう 21:10発 寝台特急・出雲

以前、新幹線で京都駅に出た後、在来線の特急に乗り換えて移動したのですが、一日掛かりになってしまいました。列車に揺られることが目的の旅ならまだしも、車窓を流れる景色にも飽きてしまうの。個人的な趣味もあり、ここでは迷わず寝台特急・出雲を利用します。サンライズ出雲という、ちょっとリッチな寝台特急もあるのですが、山陰本線は通らず、伯備線経由ですので残念ながら鳥取駅は通りません。それでも乗ってみた〜いという方は米子駅で下車して鳥取駅に戻りましょうね。米子⇔鳥取間は時間にして約一時間程の距離。乗車券:¥10,500 特急券:¥3,150 B寝台:¥6,300 乗車券のみ倉吉迄

寝台なんて眠れそうに無いからイヤよ!というあなたは鳥取空港に飛んで下さいね。
運行ダイヤなどの情報は左をクリックして下さいね。
鳥取空港−鳥取空港管理事務所 運営

寝台もイヤ、空を飛ぶのもイヤよ!−というあなたは仕方ありません。新幹線と在来線を乗り継いでのんびりと列車の旅をお楽しみ下さいね。京都・大阪など東側からのアプローチや、岡山などの西側から廻り込む方法など、乗車する列車を含めるとバリエーションが幾つもありますので、各自奮闘してみて下さいね。時間を気にせずに旅が出来るというリッチなあなたには智頭急行線を走るスーパーはくとのグリーン車がお薦め。絨毯敷の車内に読書灯やオーディオ・サービスがあり、航空機と同じ設備内容。地べた (^^; を走りながら空を飛んでいるような気分が味わえるわ。

時間的には有利な寝台に乗車したいけれど肝心のお金が−というあなたには、片道料金が¥10,200と極めてお得な長距離バスのキャメル号がお薦め。品川BTを20:30に出発し、翌朝7:00の鳥取BT着ですので時間を有効活用出来ますよね。京浜急行、日本交通、日の丸自動車の共同運行なのですが、残念ながらどのサイトにも充分な情報提供がありません。一社でも幹事役として責任ある情報提供をして貰いたいところですね。キャメル号の設備などの詳細は下記を御参照下さいね。

2.JR鳥取駅 とっとり 7:56着 8:30発 0番乗場

鳥取といえば有名な鳥取砂丘を避けては通れませんね。バスへの乗車迄少し時間がありますので、駅周辺でお目覚めの珈琲でも飲みながら待ちましょうね。でも、余りのんびりしないで下さいね。乗車するバスはそんなに運行本数が多い訳ではないの。何でそんなに急ぐの?もっとゆっくりすればいいじゃない−と仰せのあなた。大型の観光バスがやって来て他の観光客に踏み荒らされる前にわが足跡を(笑)。前日に適度な風が吹けば足跡の無い綺麗な風紋を眼にすることも出来ますよ。

乗車するバスはループ麒麟獅子号という名の周遊バス。鳥取城跡などを経由して砂丘へ向かう砂丘コースと、因幡万葉歴史コースの2コースが運行されています。レトロ調の車両を使用したバスで、観光協会の委託を受けて 日の丸バス が運行しているの。運行日は土日祝日及び夏休み期間中(7/20-8/31)ですので注意が必要ですが、平日にはミニループ・バスというのもあるの。ループ麒麟獅子号一日乗車券:¥600 所要時間:約25分

鳥取砂丘見学を楽しくしてくれるサイトは下記があります。是非、御覧の上でお出掛け下さいね。因みに、鳥取砂丘新発見伝には砂漠化リアルタイムカウンターがあり、凄まじい勢いで地球が砂漠化している様子が分かるの。皆さんも驚かれると思いますよ。

鳥取大砂丘観光協会
砂丘王国
鳥取砂丘新発見伝

鳥取砂丘は行ったことがあるからもういいの、もっと他のところへ−というあなたには

鳥取市HP
鳥取県観光情報
山陰どっと混む

鳥取駅構内に観光案内所があるのですが、開くのがAM9:30と遅いため、パンフを貰う事が出来ないの。
事前に上記のサイトから砂丘散策マップなどを印刷してからお出掛け下さいね。

3.鳥取砂丘 とっとりさきゅう 8:54着 10:49発

手荷物を鳥取駅のコインロッカーに預け忘れて持って来てしまった方も御安心を。先ずはお知らせ処を探してコインロッカーに手荷物を預けて身軽になりましょうね。砂丘ですから素足で歩いてみても良いのですが、靴を汚したく無いあなたや、あろうことかヒールなんかを履いて来てしまった方は、こちらで無料の貸しサンダルを借りましょうね。但し、水虫の方は御遠慮下さいね。(^^; 砂丘を歩き回った後には足洗い場を利用させて貰いましょう。

馬の背 自然の造形美とは云え、第二砂丘列の馬の背を見ると、日本に居ながら砂漠にやって来たような気持ちになってくるの。♪月の砂漠を〜は〜るばると〜♪と思わず口吟んでいたりします。けれど馬の背に登るのは結構大変よ。足許が砂地ですし、結構な傾斜角があって日頃の運動不足もありハアハアゼエゼ。登り切った時には砂丘を征服したような気分に・・・なれるかも。(^^;

足跡 年間200万人近くの観光客が訪れるのですが、皆して登るために砂が崩れてもまた元に戻るという、不思議というか自然の営みにただただ感心するばかり。上の写真では綺麗な段丘を見せてくれる鳥取砂丘ですが、足許は悲しいかな御覧の有様。ごめんなさいね、イメージを損ねるようなことして。前日に風が吹くことを期待して、当日は是非、早めに見学しましょうね。

砂丘を巡る観光馬車(¥700)もありますが、10人乗りの馬車を引く馬がどこか痛々しく見えて、可哀想で乗る気にはなれませんでした。砂丘を15〜20分位の時間で見て廻る設定になっています。馬の事なんて気にしない、時間も無いし、歩くのもいや!という方にお薦め。その他にも♪旅のラクダが〜ゆ〜きました〜♪とばかりにラクダ遊覧もあります。一人なら¥1,800、彼と一緒に乗ってみたいの!−と云うあなたには¥3,000という料金設定になっています。因みに、ラクダに乗ったところを記念写真に−と思われた方は¥500、ラクダの横で記念写真という方は¥100をお支払い下さいね。

砂丘の散策は二時間程度を見込みましたが、時間の無い方は馬の背を中心に見て歩くことで凡そ一時間といったところでしょうか。興味の程度に於いて個人差はあるのですが、以前訪れた際には一時間半程度を要しました。可憐な花を咲かせる砂丘植物を探して歩くのも、馬の背をそれこそ背にして日本海の波と戯れるのもいいかも。

鳥取砂丘の散策を終えて鳥取駅に戻り、次に向かうのは因幡の白兎神話の舞台として有名な白兎海岸。神話なんて興味無いわ−という方もいらっしゃると思います。そんなあなたには鳥取駅に戻る前に砂丘の先にある福部村砂丘温泉ふれあい会館で日本海の眺望を楽しみながらの入浴がお薦め。その他にも歴史ある鳥取市内には下記のように多くの見処があるの。

神社仏閣の建築美や風情がお好きな方でしたら、鳥取駅の東側に位置する観音院や樗谿(おおちだに)神社がお薦め。観音院は因幡観音霊場第一番札所の古刹。国名勝の池泉観賞庭園があり、抹茶を頂きながら静かなひとときを過越されてみてはいかが?。樗谿神社は嘗ては因幡東照宮と呼ばれ、国重要文化財の社殿が建ち並んでいるの。周辺は樗谿公園として整備され、静かな散策を楽しむことも出来、公園内に位置する やまびこ館(鳥取市歴史博物館) では今は城跡しか残らない鳥取城を、再現CGで城内の仮想体験をすることも出来ますよ。

どうせなら鳥取城天守閣があったところに立ってみたい−という方は鳥取城址バス停から40〜50分かけての登山を。登山はちょっと−という方には 鳥取県立博物館 がお薦めよ。鳥取県の歴史・民俗・自然を一度に体感できる博物館。国内唯一の完全個体とされる巨大なダイオウイカは必見ですよ。

武勇伝に興味のある方でしたら鳥取県庁バス停から歩いて10分程の興禅寺には、伊賀上野の仇討ちで有名な渡辺数馬の墓があります。また駅の西側になりますが、玄忠寺には荒木又右衛門、その玄忠寺を南に下ると景福寺に後藤又兵衛の墓があります。詳しい情報は 麒麟の王国 を御参照下さいね。

市内散策に際しては麒麟獅子号を利用して徒歩で巡ることも出来ますが、レンタサイクルというのはどうかしら?貸出料も¥500とお得な料金で、やまびこ館の入館料割引という特典付。場所は鳥取駅高架下の第二駐輪場ですが、台数が少ないので予約された方が良さそうですね。お問い合わせはTEL:0857-21-8899へ

4.JR鳥取駅 とっとりえき 11:26着 12:45発5番乗場

白兎海岸へのバス便が少ないので待ち合わせを兼ねて駅前で昼食タイムにしましょうね。駅から徒歩5〜10分圏内に地元で採れた新鮮素材を使用した食事処が点在しています。残念ながらこれといったサイトが見つかりませんでしたのでガイド・ブック等を参考にして下さいね。鳥取駅の観光案内所の方に訊いてみるのも良いかも知れませんね。食事を終えたら鳥取駅前から日の丸バスの浜村・鹿野行に乗車します。乗車券:¥580 約35分

5.白兎神社前BS はくとじんじゃまえ 13:20着

鳥取〜白兎海岸間のバスの運行時刻表は 日の丸バス に掲載されていますが、御覧頂ければお分かりになりますが運行本数が少なく、止むを得ず帰路にはタクシー利用としましたので御了承下さいね。バスを降りたら先ずは神話に登場する白兎を祀る白兎神社へ向かいます。

6.白兎神社 はくとじんじゃ 13:25着

白兎

皆んな、ボクのこと知ってる?エッ、知らないの?だったら教えてあげるネ。しっかり読んでからボクに逢いに来てね。キミ達が生まれるもっともっと昔のことなんだ。この辺りには沢山の神さま達がいてね、そんな中に大国主命(おおくにぬしのみこと)さまがいたんだけど、その大国主命さまにも八十神(やそがみ)と呼ばれるほど大勢の兄弟神がいたんだ。その頃、因幡には八上比売(やがみひめ)と云う、それはそれは美しい女神さまがいてね。皆んな、お嫁さんにしようと思っていたんだ。そんなある日のこと、堪り兼ねた八十神達が大国主命さまを従者のようにして自分達の荷物を担がせて八上比売に逢いに来たんだ。その時なんだ、ボクが大国主命さまに出会ったのは。でもね、その前に八十神達にからかわれて散々な目にあわされてしまったんだ。ボクもワニを騙したんだから八十神達を悪くは云えないんだけど、先ずは読んでみてね。

ワニを騙したせいでボクはワニ達に丸裸にされちゃってね、兎なのに毛が一本も無いという情けない格好だったんだ。寝ていればその内治るかなあ−と思って寝ていたんだけど、そこへ通りかかったのが八十神達だったんだ。八十神達はボクに−元の身体に治そうと思うのなら海水を浴びて山の頂きで風に吹かれるが良かろう−と教えてくれたんだ。ボクは騙されたとも知らず、すっかりそのことばを信じたんだ。だってそうでしょ、神さま達が嘘を云う訳無いと思ってたし、早く元の身体になりたかったからね。云われた通りに海水を浴びて、山の上で風に吹かれていたんだ。ところが海水が渇くにつれて身体の皮膚があちこち裂けて来て、どんどん傷口は広がるし、その傷口に塩が沁みるし、もう痛くて痛くてどうしようもなくて。それでも我慢しながらじっと蹲っていたんだ。

そこへ通りかかったのが大国主命さまなんだ。命はボクに優しく聞いてくれたんだ。−これこれ兎よ、何ゆえそのように泣き伏しているのか?その訳を云ってみなさい−そう云われてボクは正直に今までのことを話したんだ。ボクは元々は淤岐島(おきのしま)に住んでいたのですが、どうしてもここに来たくて。けれども自分だけではどうすれば良いのか分かりません。そこでワニを騙してやろうと考えたのです。そうしてワニに云ってやったのです。キミ達の仲間とボク達ではどっちの数が多いか較べてみようよ。キミは皆んなを集めて気多岬まで一列に並んでごらんよ。ボクが数えてあげるから−そう云ってワニ達が並んだ背中を伝ってここに渡って来たのですが、もうちょっとのところでつい嬉しくなって−キミ達は馬鹿だよ、ボクに騙されたんだよ。ボクはキミ達の数なんてどうでもいいんだ。ボクはただここへ渡りたかっただけなんだ−と喋ってしまったんです。それを聞いたワニ達に掴まって丸裸にされてしまったのです。

そうして泣き伏せっていましたところへ八十神達が通りかかって、海水を浴びて風に吹かれていれば元の身体に治ると教えられました。その通りにしてはみたのですが、このようにヒビだらけになってしまい、痛くて痛くてどうしようもありません。すると大国主命さまはボクに教えてくれたんだ。−さあさあ直ぐに河口に行って真水で身体を綺麗に洗いなさい。そして川原に生えている蒲の穂の黄色い花粉を集めて、それを地面に敷き詰めてその上を転がりなさい。そうすればきっと元の身体に戻るはずだから−そう、教えてくれたんだ。ボクは大喜びで云われた通りにすると、はたしてボクの身体は元の身体に戻ったんだ。

ボクは大国主命さまに云ってあげたんだ、−お兄さん達は決して八上比売をお嫁さんには出来ないでしょう。大国主命さまは賤しい従者のように袋を背負っていらっしゃいますが、比売をお嫁さんに出来るのは、大国主命さま、貴方さまを置いて他には決してありません−と。はたして八上比売は八十神達の申し出を断って−私はそなた達の許へは参りませぬ。大国主命さまのところへ参ります!!−そう云ったのです。悪さをしたボクにも大国主命さまは優しくしてくれたんだもの、当たり前だよね。

そうそう、云うのを忘れちゃったけど白兎神社にはボクが祀られているだよ。大国主命さまのお蔭でボクも神さまの仲間入りをしたんだ。皮膚病なんてボクが治してあげるよ。勿論、大国主命さまの御神徳もあるから縁結びもしてあげられると思うよ。だから皆んなおいでよ。

因幡の白兎神話をその白兎に語らせてみました。(^^; 記述に際しては下記を参照しました。
岩波書店刊 日本古典文学大系 古事記 祝詞

神社には白兎が身体を洗ったという池がありますが、干ばつや豪雨時でも水位が変わらないと云われ、不増不滅の池と呼ばれています。現在の社殿は明治期に再建されたものですが、兎を祀るわりには立派な社殿です。兎神さま、ゴメンナサイ。
拝観料:境内自由

神社から歩いて5分程で白兎海岸に出ますが、白兎が住んでいたという淤岐島や、並んだワニの背のように見える海食棚などが眺められますよ。波静かな砂浜に座っていると、手前に見える気多岬から、大きな袋を肩に掛けた大国主命が歩いてくるかもしれません。また、白兎海岸はハマナスの自生南限地帯として天然記念物にも指定されているの。6月頃にはピンク色の可憐な花をつけるそうですので、時期をみて訪ねてみるのもいいかも知れませんね。

ところで、神話に登場するワニですが、鰐ではなくて鮫なんですよ。【古事記】でもワニと称していますので、古くから鮫の事をワニと云っていたのですね。その鮫ですが、数年前に白兎海岸で一騒動があったそうよ。沖合いでサメ20匹が見つかり、慌てて鳥取県が調査したところ、海岸から左程離れていない沖合いで体長2m程のシュモクザメが神話さながらに泳ぎ廻っていたそうなの。日本の海水浴場88選にも選ばれている白兎海岸ですが、海水浴は大丈夫かしら?

同じく神話に登場する、白兎が住んでいたという淤岐島。挿絵などでは松の木が併せて描かれるのですが、残念ながら実際の淤岐島では松喰い虫の被害で枯れてしまい、白兎ではありませんが、それこそ丸裸の状態だったそうなの。ここに来て周辺の方々の篤志に依り、島にクロマツの植樹が始まったの。そう遠くない将来に神話に登場するような原風景が甦るかも知れませんね。

7.白兎海岸 はくとかいがん 14:20発

白兎海岸散策には神社拝観を含めて一時間程度を見込みました。前述したように帰りのバスの連絡が良くないの。白兎海岸から鳥取駅迄の所要時間は25分程度ですので、余裕を持ってタクシー会社に連絡して車を回して貰いましょう。所要時間、料金とも交通事情により変動しますので目安程度にして下さいね。タクシーなんて贅沢よ−という方は仕方ありません。あと小一時間ほど砂浜に佇んで神話の世界に思いを馳せて下さいね。(^^;
旭タクシー TEL:0857-28-0081 所要時間:約25分 料金:¥3,280 プラス迎車料金

8.JR鳥取駅 とっとりえき 14:45着 15:01発

鳥取駅からはとっとりライナーに乗車して三朝温泉の玄関口・倉吉に向かいます。

9.JR倉吉駅 くらよしえき 15:55着 16:15発

ここからは日の丸バスに乗り換えて三朝温泉に向かいます。その昔、お正月を温泉に浸かって過越そうと三朝温泉を訪ねたことがあるのですが、降り積もった雪の為に乗車予定のバスが運休していました。そうとは知らずに列車を降りてバス停に佇んでいたところ、バスの運転手さんが声を掛けて下さって。

運転手さん 雪が積もって通行止めになってるんでバスは走らないよ。
ガ〜〜ン
運転手さん でも、何処まで行くの?
三朝温泉まで行きたいんですけど・・・
運転手さん 三朝温泉かあ、だったら行けるかも知れねえな。じゃあちょっと行ってみるかあ。

と云うことで、ξ^_^ξ達一行(と云ってもたったの3人だけですが)のためにわざわざバスを走らせてくれたことがありました。あれから大分経ちますが、今では規定違反とか何とかで許されなくなってしまったかも知れませんね。当時は人の優しさ、温もりがありました。降車時には運転手さんに最敬礼をして下車しましたが、「滑るから気をつけて行きなよ」と笑顔で見送ってくれたことを今でも憶えているの。運賃:¥670 所要時間:25分

10.三朝温泉BS みささおんせん 16:40着

三朝温泉は開湯800年を経た山陰屈指の温泉地でありながら、歓楽街も無く、静かな佇まいを見せているの。バス停からほど近い三徳川に架かる橋の袂には、道行く人々が必ず臨み見る河原の露天風呂があるの。今でもそうなのですが、この露天風呂は混浴なの。視線を浴びながら露天風呂に浸かるのも気が引けて、当時は入らずに眺めただけで終えていますが、その露天風呂に足湯が併設されましたので、これなら女性の方でも平気ですよね。因みに、この露天風呂、女性はバスタオルの着用可−ということですので、グループでお越しの方は大挙して押し寄せてみましょうね。男性陣は気後れして逃げ出すかも知れませんよ。(^^;
入浴料:無料 24時間入浴可

三朝温泉にはこの河原の露天風呂の他にも、菩薩の湯や三朝温泉発祥の地でもある「株湯」といった共同浴場があります。残念ながら無料ではありませんが¥200〜¥250と廉価な料金設定になっています。早めに三朝温泉に着くようにスケジュールを設定したのはこの温泉巡りのため。季節には三朝橋の灯籠に明かりが灯る頃にはその三徳川から可愛らしいカジカ蛙の泣き声も聞こえて来るの。

また、三朝温泉では16軒程の旅館・ホテルが湯めぐりの宿として日帰り入浴のサービスを行っています。趣向を凝らした趣きある風情に浸りながらの温泉三昧が出来ますので、先ずは宿へ荷物を預けて浴衣姿で湯巡りをされてみてはいかが?詳しい情報は 三朝温泉旅館協同組合 を御覧下さいね。河原の露天風呂を始めとした共同浴場の情報や、カジカ蛙の愛らしい鳴き声が聞けちゃうの。因みに、三朝町全体の観光案内でしたら三朝町役場運営の 三朝町HP を御参照下さいね。

11.三朝観光ホテル・万翠楼 みささかんこうほてる・まんすいろう

ξ^_^ξが訪れた当時の建物は桃山建築風で温泉街の中でも特異な外観をしていました。今では全面改装されて更に立派になりましたが、当時の面影が少しだけ残るの。到着すると先ず抹茶のサービスがありました。普通ですとやおら部屋へ案内されるのが常道ですが、ロビーのガラス越しに庭園が配置され、大岩を流れ落ちる滝を観ながら優雅なひとときを過越すことが出来ました。

と、そこまでは良かったのですが、迎えに来られた仲居さんに促されて席を立った弾みに連れの一人がテーブルに足を打ちつけてしまい、お茶碗に残るお茶を仲居さんの着物に浴びせてしまいました。普通のお茶なら未だしも抹茶ですので染みにでもなったら大変。ハンカチを出したりティッシュを出したりと大慌てでした。平身低頭謝った上でクリーニング代として幾らか包んだのですが、頑として受け取られませんでした。

でも、そのアクシデントのお蔭でその仲居さんとは急に親しく話しが出来るようになりました。部屋に案内されてから寛いでいますと改めて挨拶に来られたのですが、その時も未だ濡れたままで。『気にしないで下さいね。着替えなんて幾らでもあるんですけど忙しくて着替えている暇が無いもので。一段落したら着替えますから心配しないで下さいね』。そうは云われても目の前に証拠写真を見せつけられているようで恐縮していたのですが、夕食に呼ばれた頃には着替えた姿で見えましたのでホッとしました。

食事処 その夕食ですが、万翠楼では料亭・花筏に案内されるの。仲居さんに連れられて行ってみると建物の中にそっくり料亭の建物があり、これには些かびっくりしました。最近ではそのような趣向を散見しますが、当時は余り例が無かったように思います。他の宿泊客とテーブルを挟んだりさせられるのは嫌だなあ−と思っていたのですが御安心下さい、ここでは完全な個室です。館内には小川が流れて置き石も配され、趣きのある食事処となっていました。

夕食 出された料理も色彩やかな盛りつけに思わず箸をつけるのが勿体ないと思うほど。冷たいものは冷たい内に、温い料理は温い内に運ばれて来ます。最初は器に盛られた量が少なく感じられたのですが、次から次へと出される料理の品数は食べきれないほど。海の幸あり、山の幸ありと、充分に堪能することが出来ました。

内湯 世界一のラジウム温泉という三朝温泉の湯ですが、万翠楼の内湯には巨岩が中央に配され、野趣溢れる入浴が楽しめるの。巨岩と云ってもそこらの岩風呂の岩とはスケールが違うの。岩にはシダなどが生えていて、元々あった岩山を建物で覆ってしまったのではないかしらと思ったほど。万翠楼には他にも森林露天風呂と称して翠鏡の湯というのがありましたが、こちらはうって変わってこじんまりとした露天風呂。男湯と女湯が竹で編まれた仕切一枚で隔てられているのですが、他の方がいなかったのをいいことにその仕切を回り込んで写真を撮ったり撮られたり。(^^; 木々に囲まれた静かな露天風呂でしたので、季節毎に新緑や紅葉を楽しみながらゆっくりと入浴が楽しめますね。

万翠楼に泊まってみたいな−と思われた方は 三朝観光ホテル・万翠楼 を御参照下さいね。
その他の宿泊施設は前掲の 三朝温泉旅館協同組合 を参照願います。

二日目:三徳山三佛寺と打吹山の羽衣伝説

二日目のきょうは最初に三徳山三佛寺を訪ねます。以前、三朝温泉を訪れた際には時間の余裕も無く、未踏破で終りましたので、断崖絶壁に聳え建つ投入堂を是非、この目に焼きつけようと思います。

12.三朝温泉BS みささおんせん 8:52発

調べてみたところ、三佛寺入口迄のバスは一日数本しか運行されていないの。帰りの接続を考えるとこのバスに乗車するしか方法が無さそうね。当初は寝台で倉吉に乗り入れて初日にこのバスに乗車しようと考えたのですが時間的に無理と分かり、三朝温泉に一泊してからのアプローチにしてみました。運賃:¥370 所要時間:約20分
倉吉⇔三徳山のバス時刻は 日の丸バス を御参照下さいね。

何が何でも東京方面から直接三徳山へ−という方は前述のキャメル号に御乗車下さいね。
鳥取BT 7:00着 → 鳥取駅 7:30発 → 倉吉駅 8:26着 の行程でこのバスに乗車可能ですよ。

13.三徳山BS みとくさんばすてい 9:05着 11:00発

未体験のために情報提供が出来ません。申し訳ありませんが、ここから先は 三徳山三佛寺 を御参照下さいね。掲載されている【投入堂物語】が秀逸ですよ。ここでは往復で2時間を見込みましたが実際に踏破した訳ではありません。また、参詣と云っても投入堂まではかなり厳しい道が続きます。過去には転落事故もあったとのことですので不用意な登山は禁物です。足許を固めてから挑戦して下さいね。拝観料:¥400 入山料:¥200

三徳山三佛寺の参詣を終えたところで、再びバスに乗車して倉吉に向かいます。白壁土蔵が連なる古い街並みを残す倉吉ですが、ここではξ^_^ξの個人的な趣味もあり、天女の羽衣伝説が残る打吹山公園を訪ねます。そんなの興味無いわ−というあなたには市内中心部の土蔵めぐりがお薦め。嘗ての醤油や酒蔵が今では民芸品を扱う店舗や見学施設として公開されています。倉吉市内の観光情報はその名もズバリの 倉吉観光情報 を御参照下さいね。運賃:¥670 所要時間:約35分

14.JR倉吉駅 くらよしえき 11:33着

倉吉市内には倉吉パークスクエアというテーマパークがあり、打吹山公園とどちらを先に見ようかと考えたのですが、どちらにせよ駅からのバスの接続が悪く、仕方無くタクシーで打吹山公園に向かう行程を採ってみました。他の時間帯に倉吉着という方は前述の 日の丸バス 日本交通 を御参照の上でどうするか決めて下さいね。因みに、日本交通バスに乗車する際には関金温泉行に乗車して明治町BSで下車。そこからは打吹公園通りを南に歩いて下さいね。沿道には土蔵が建ち並びますので雰囲気を楽しみながらの散策が出来ますよ。公園入口迄は10分程度の距離ですが、店先を覗いたりするでしょうから各自お任せしますね。
タクシー:料金不明 所要時間:15分程度?

15.打吹公園入口 うちぶきこうえんいりぐち 11:50着

日の丸バスに乗車した場合には市役所打吹公園入口バス停で下車。
倉吉市役所脇を通り、公園の登り口に向かいます。

16.打吹公園 うちぶきこうえん 11:52着

入口近くに建つ 倉吉博物館 には倉吉所縁の画家の作品を始め、市周辺の遺跡から発掘された考古学資料や昔の農機具などの民俗資料が展示されています。その展示品の一部をWEB上で見ることができますが、興味を覚えたのは考古学資料コーナーに展示される土馬。同サイトからの受け売りで恐縮ですが、馬ははやり病を連れてくると共に穢れを祓う対象でもあり、古人は土馬を作り、その脚を折ることで、はやり病に掛からぬように祈ったの。土馬の他にも動物を模した土製の祭祀遺物が数多く出土していますが、この珍しい出土品を是非この目で見てみたいな。園内自由 博物館 入館料:¥210 月曜日&祝日の翌日休館

打吹山は標高200m余の低山ですが、嘗ては打吹城も築城されていたの。歴史的風土に支えられて、今でも手付かずの原生林が残り、「森林浴の森百選」にも選ばれているの。打吹山には6Kmに及ぶ散策道が整備され、四季折々の季節感を感じながらのひとときが過ごせます。山腹にある打吹公園は「さくらの名所百選」・「日本都市公園百選」と、二つのタイトルを併せ持ち、桜や躑躅が植栽された緑豊かな公園となっているの。その打吹山には古来より羽衣伝説が伝承されているの。日本各地に残る羽衣伝説ですが、静岡県の 三保の松原の羽衣伝説 と違い、こちらはかなり強引というかあくどいと云うか。それでは、お話しのはじまり〜はじまり〜(^^;

とんとむか〜し昔のお話しじゃあ。この辺りに若い木こりが老いた両親と住んでおったそうじゃ。ある日東郷池の側を歩いておった時のことじゃ。どこからともなくかぐわしい香りが漂ってきてのお。若者はその香りに誘われるようにして池の畔に来てみたのじゃ。見ると大岩の上には今まで見たことも無い、白く透きとおる衣が置いてあったそうじゃ。なぜこのようなものがこんなところに?そう思って辺りを見回すと池の方から水音が聞こえて来てのお。若者は慌ててその大岩に身を隠して辺りの様子を窺ったのじゃ。池の中でそれはそれは美しい娘が水浴びをしておったそうじゃ。しばらく見とれておったのじゃが、あの娘こそ、話しに聞く天女に違いあるまい、さすればこの衣はまさしく天女の羽衣。そう思った若者はその衣を抱えてその場を走り去ってしまったのじゃ。

そうして家に帰った若者が晩飯を喰っておった時のことじゃ。トントン−と、戸を叩く者がおった。母親が戸を開けて見るとそこには美しい娘が立っておってのお。哀しげな出で立ちに、なんぞ訳あってのことじゃろうがもう遅いで今夜のところは泊まっていきなされ−と家に招き入れてやったそうじゃ。娘が泣きながら云うには−わたしは天界に住む天女で、天神の命に依りこの出雲に来たのですが、水浴びをしていると岩の上に置いていた羽衣が失くなってしまったのです。羽衣が無ければ天界に帰ることも出来ません−と。それを聞いておった若者は自分が盗んだとも云えず、その羽衣を納戸の奥の葛籠に隠してしまったのじゃ。

そうして天女は若者の家に身を寄せ暮らし始めてのお、いつしか若者の嫁さんになったそうじゃ。二人の子宝にも恵まれて幸せに過ごしておったのじゃったが、笛や鼓を教えて育てた子供達も大きくなってのお、その音色に天界のことが思い出されて悲しみにくれることが多くなったそうじゃ。そうして七夕を迎えたある日のことじゃった。山へ仕事に出掛ける夫と笹を採りに出掛ける子供達を見送ると今夜の御馳走の準備を始めたそうじゃ。そうして膳や椀を出そうと納戸の中を探しておったのじゃが、奥の方に古〜い葛籠を見つけてのお。さてはて何が入っているんじゃろうと開けてみてびっくり。はたしてそこには天女の羽衣があったのじゃ。

懐かしさのあまり直ぐさま袖を通してみるとその瞬間に天女の身体はふわりと宙に浮いたそうじゃ。そうして天界目指して空を昇ろうとした時にのお、ちょんど子供達が笹を担いで帰って来たそうじゃ。天に昇って行く母親を見つけて−おっかあ、おっかあ〜!!何処へ行くんじゃあ〜、おっかあ〜〜と泣き叫んだそうじゃ。そうして川の側まで追いかけてみたんじゃが、その川に沿うようにして天に吸い込まれていったそうじゃ。それっきりのお、子供達の前には二度と現れることは無かったそうじゃ。それからというもの、残された二人の子供が山の上で笛や鼓を打ち、天に昇った母親を呼んでおったそうじゃ。その後二人の子供達の姿を見たものはおらんのじゃが、夕暮れが近付いた頃になると山からは笛や鼓の音が聞こえて来るようになってのお、いつの頃からか誰云うとなく、その山を打吹山と呼ぶようになったそうじゃ。

打吹公園から更に20分程登ったところには展望台があり、倉吉市内を一望にすることが出来ます。天界に通ずるという天神川を眺めて天女の昇天に思いを馳せてみるのも良いかも知れませんね。その打吹山の羽衣伝説ですが、御多分に洩れず違う物語展開をみせるお話しもあるの。東郷池のある東郷町には羽衣石城跡があり、その山腹には天女が羽衣を置いたと云われる羽衣石があるとするサイトが多くありますが、羽衣石城のあった山は元々崩厳ノ山と呼ばれていたものを築城時に崩の字を嫌って伝説に因んで羽衣石(うえし)と改称したの。その岩も上石(うえいし)と云われていたものが、後世、羽衣石(うえし)に転じたものですので、羽衣石城跡の羽衣石をそれとするには無理がありますよね。ではホントの羽衣石は何処にあるのかしら。三保の松原では天女が羽衣を掛けたという羽衣の松もあるのですが・・・

17.打吹庵 うちぶきあん

打吹公園の散策を終えたところで赤瓦八号館の2Fにある打吹庵で昼食タイム。この赤瓦八号館ですが、一階は倉吉ふるさと物産館になっていて民芸品や地酒などが展示即売されていますが、倉吉観光案内所も併設され、観光案内のパンフも置いてありますので、散策を始める前に立ち寄った方が良いかも知れませんね。案内所では、倉吉パークスクエアへの移動を想定したレンタサイクルや、地元のボランティアの方々に依る観光ガイド(無料)などのサービスもあります。詳しいことは下記へお問い合わせ下さいね。倉吉観光案内所 TEL:0858-23-1825

打吹庵では具沢山の看板メニューの打吹そば(¥750)を頼みましょうね。他にも、打吹公園通りを北に上ると1Fが『民芸という名の民芸の店』という長い店名の店がありますが、同じくその二階が土蔵そばというお蕎麦屋さんになっています。こちらは割子そばの 土蔵そば(¥800)が看板メニュー。どちらのお店にするかは皆さんのお好み次第。ちょっと変わったものが食べたいの−という方には土蔵群からは少し離れてしまいますが、本町通りを西に向かったところにある町屋清水庵がお薦め。元々は創業百年を越えるお餅屋さん。薄く切ったお餅をしゃぶしゃぶ風にして食べる餅しゃぶ膳はいかが?

昼食を終えたところで次の目的地の倉吉パークスクエアに向かいますが、時間のある方は今暫く白壁土蔵の連なる街並みに遊んでみて下さいね。パークスクエアは赤瓦土蔵群からは1km程の距離にあり、路線バスで向かうことも可能ですが、運行本数が多くはありませんので歩いてしまいましょう。観光案内所でレンタサイクルするという手もありますが、それですとまたここへ戻って来なければなりません。歩くのはイヤ!という方は前掲の 日の丸バス 日本交通バス でバス時刻を調べておきましょうね。

18.倉吉パークスクエア くらよしぱーくすくえあ xx.xx着 15:58発

倉吉パークスクエア は興和紡績(株)の工場跡地を利用して14haという広大な敷地に公益を目的に様々な施設を建てたもの。倉吉市民の利便性を考えての施設が多いのですが、中でも鳥取二十世紀梨記念館 なしっこ館 は、名産の二十世紀梨をテーマにした珍しい博物館。二十世紀梨の産地として日本一の生産量を誇る鳥取県ですが、国内最大級と云われる梨の巨木を建物内に収めてしまうなど、その名に恥じないスケール感で二十世紀梨に関することが全て分かるようになっているの。館内にあるキッチンギャラリーのコーナーでは入館料のみで梨の試食なんかも出来ますよ。入館料:¥500 第3月曜休館(祝日の時は翌日)

倉吉パークスクエアには他にもニホンリスのオープンゲージや、温水プールといった施設があるの。飲食施設が集まった食彩館ではラーメンやたこ焼きなどの軽食を始め、梨ソフトも味わえます。因みにパーク内に三朝温泉・万翠楼が料理茶屋を出店していますので、リッチな昼食をお望みの方へお薦め。他にもダイニングバーやフルーツパーラー、売店も出店しています。ここではバスへの乗車時間を先に決めておいて、時間の許す限りを見学時間としました。運賃:¥220 所要時間:12分

今回のプランではもう一泊して山陰の松島と呼ばれる浦富海岸を訪ねようと思います。そんな余裕は無いよ−と御嘆きのあなた、車中の人となる前に倉吉駅から歩いて1分足らずのところにある海鮮酒場・あかり丸で日本海の幸を堪能されてみては?いかつい顔した御主人が自ら漁船で釣り上げてくるという魚介類は、その日の釣果で変わりますが、鮮度のほどは折り紙つき。但し、お店の開店時間は夕方の5時半からですので、立ち寄る場合にはどこかで暇潰しして下さいね。日曜祝日はお休みなので休日を利用した旅では残念ながら無理ですね。そうそう、お魚が良く釣れる日もお休みだそうよ。(^^;

19.JR倉吉駅 くらよしえき 16:10着 16:30発 4番乗場

三朝温泉に二泊でも良いのですが気分を変えて東郷湖湖畔の はわい温泉 へ宿泊するプランにしてみました。
運賃:¥340 所要時間:16分 日本交通バス 羽合温泉経由 青谷行

20.はわい温泉BS はわいおんせんばすてい 16:46着

バス停から宿泊先の望湖楼は目と鼻の先です。風光明媚な東郷湖は、翼を広げた鶴に形が似ていることから別名『鶴の湖』とも呼ばれているの。その昔、天女が沐浴したかも知れない湖の湖畔に宿泊してみようと思います。東郷湖に沈む夕陽の写真を見たことがありますが、宍道湖の夕陽を連想させるような風景が写し込まれていました。季節により日没時間が変わりますが、時間を合わせて宿に入る前のひとときを湖畔で過ごされてみるの良いかも知れませんね。

21.はわい温泉・望湖楼 はわいおんせん・ぼうころう

数ある中で望湖楼を選んだのは、単純に部屋食対応のためで他意はありません。仲居さんのなり手が少なくなったせいで夕食会場をレストラン等にする宿泊施設が多くなりました。部屋食ですと食器の後片付けなど重たいものを運ぶので腰痛になる人が多くて−と聞いたこともあります。また、最近では、部屋で寛ぐ際に仲居さんが出入りするのを敬遠される方も多くなったと聞きます。けれどTVの旅番組と違い、普通の旅人が土地の方々に接する機会はそれほど多くはありませんよね。限られた時間の中で仲居さんとのさりげない会話の中にその土地の訛りを聞くのも旅の楽しみでもあるの。但し、部屋食でも配膳の時だけ係の人が現れて、後は何か用事があればフロントへ−と云い終えるとそれっきり姿を見せない−という形も増えて来ました。 望湖楼 がどういう対応なのかは不明ですが、どんな旅館なのかしら?と思われた方は取り敢えずHPを覗いてみて下さいね。

三日目:山陰の松島・浦富海岸

最終日のきょうは「山陰の松島」と呼ばれ、「日本の渚百選」にも選ばれている浦富海岸を散策してみます。遊歩道を歩いた後で改めて遊覧船に乗船しますが、時間の余裕の無い方でも是非遊覧船にだけは乗船してみて下さいね。けれど交通の便が良くないのでかなり無駄な時間の多いコースになってしまいました。予め御了承下さいね。

22.JR倉吉駅 くらよしえき 9:16発

ここでは先ず「スーパーはくと4号」で鳥取駅に移動し、列車を乗り換えて岩美駅に向かいます。特急列車を使うのは時間的に上手く接続してくれる各駅停車の列車が無いためですので御了承下さいね。
運賃:¥650 自由席特急券:¥730 所要時間:32分

23.JR鳥取駅 とっとりえき 9:48着 10:14発

鳥取駅からは鳥取砂丘を経由して岩井温泉に向かう路線バスを 日本交通 が運行していますので、歩くのはイヤ!遊覧船に乗船するだけでいいわ−という方はこのバスへ乗車して沓井大橋バス停で下車して下さいね。遊覧船乗場は目の前よ。
乗車券:¥320 所要時間:22分

24.JR岩美駅 いわみえき 10:36着 10:40発

岩美駅から遊歩道東端の田後までは町営バスに乗車します。嘗ては日本交通が運行していた路線のようですが利用者が少なかったのでしょうね、廃止されてしまい、代わって岩美町自ら運行せざるを得なくなったようですね。実際には岩美町の委託を受けて日本交通が運行しているのですが。鳥取県立山陰海岸自然科学館を見学してみたいなあ−と思ったのですが町営バスの接続が悪く断念しました。車で移動される方はその先の竜神洞なども併せて訪ねてみては?運賃:¥220 所要時間:12分

25.田後BS たごばすてい 10:52着

鳥取県の東端、陸上岬(くがみみさき)から西の鳥取砂丘に繋がる駟馳山迄の浦富海岸一帯は「山陰の松島」と呼ばれ、奇岩洞窟などが連なる景勝地となっているの。かの島崎藤村も神秘の幽境と絶賛。全長15kmですので全行程を踏破するには時間と体力が必要ですが、田後から網代までの海岸沿いに4km程の遊歩道が整備されていますのでそこを歩いてみます。ここでは余裕を以て2時間程度を見込みましたが、遊歩道の途中には食事処がありませんので、浦富海岸バス停近くにある 民宿・さんげんや さんや ビーチインたけそう さんなどで食事されてから歩くか、そうでなければお弁当の持参がお薦めね。

実際に踏破した訳ではありませんので、詳しい情報は 岩美町公式サイト などを御参照下さいね。
以前には遊歩道巡りの体験記が掲載されたサイトもあったのですが、残念ながら無くなってしまいましたね。

26.網代BS あじろばすてい 13:13発

遊歩道からの景観を堪能した後は海上から眺めてみようと遊覧船乗場へ向かいます。歩くとなると結構距離があるようなのでバスでの移動です。けれど運行本数が多くはありませんので、乗り遅れないようにして下さいね。運賃:不明 所要時間:3分

27.沓井大橋BS くついおおはしばすてい 13:16着

バスを降りると遊覧船乗場が目の前に見えています。遊覧船ですが20〜30分間隔で運航−と記載されていましたので詳しい時刻が知りたくて電話で確認してみたところ「乗客が集まり次第随時運航しています。極端な話し、一人でも希望者があれば船を出します」と嬉しいお言葉でした。さすがに一人では気が引けてしまいますが、お友達やご家族連れでの旅なら貸し切り状態なんてこともありそうですね。

28.遊覧船乗場 ゆうらんせんのりば 13:20発 14:00着

網代港を出航した船は千貫松島や菜種五島などの小さな島々を40分程かけて巡ります。山陰の松島とも呼ばれる浦富海岸ですが、日本海の荒波に揉まれる海岸は穏やかな表情を見せる宮城県の松島に較べると野性的な美しさ。遊歩道を歩く時間が無いという方も、是非この遊覧船には乗船してみましょうね。詳しい情報は下記のサイトを御参照下さいね。
乗船:¥1,500 所要時間:約40分

浦富海岸遊覧船 by 山陰松島遊覧(株)

29.沓井大橋BS くついおおはしばすてい 14:46発

遊覧船の乗船を終えたところで鳥取駅に戻るのですが、生憎バスの運行本数が少なくてかなり時間が余ってしまいます。遊覧船乗場には軽食コーナーもあるようですので、昼食に溢れてしまった方はこちらで待ち合わせを兼ねての昼食はいかがですか?今回のプランでは帰路に空路を採りましたので鳥取空港へは鳥取駅発18:40の連絡バスに乗車します。従って鳥取駅に着いてから3時間程の余裕があるというか無駄な時間が出来てしまいます。勿体無いなあ−と思われる方は途中の砂丘東口で下車して、見納めの砂丘観光か市内観光をされてみては?砂丘に立ち、日本海に沈む夕陽を眺めてみたいものですが、日没に時間を合わせて行程をつくるのはちょっと難しそうですね。運賃:¥590 所要時間:約40分

浦富海岸めぐりでは効率的なスケジュールを求めて試行錯誤してはみたのですが、路線バスの運行時刻に縛られてどうしても無駄な時間が生じてしまいます。そんな時間は無駄よお、こんな手があるわ−と云う方、良い解決方法がありましたら、是非、お知らせ下さいね。

30.JR鳥取駅 とっとりえき 15:22着 18:40発 5番乗場

改めて何処かを見て歩くには些か中途半端な到着時間ですが、時間を有効活用して市内見学などされてみては?市内には前掲の鳥取県立博物館などの施設がありますが、幾れも17:00迄の開館ですので的を絞っての見学にせざるを得ません。その後に残った時間で白うさぎメロディ館を覗いてみましょう。名前の通り因幡の白兎に因んだファンシー・グッズが並んでいます。勿論、砂丘を初めとした鳥取観光名所の名産も販売しています。もっと色々なものを見てから決めた〜い−と云う方は鳥取県物産観光センターへ。どちらも鳥取駅からは歩いて5分程度の距離ですので夕食を済ませてからゆっくりと品選びされてみては。食事も終えたし土産物は買ったし、思い残すことはもう無いわ−となったところでバスに乗車します。運賃:¥450 所要時間:約20分

31.鳥取空港 とっとりくうこう 19:00着 19:50発

陸路を使った帰路も考えてみたのですが、いたずらに時間ばかり掛かってしまうので諦めました。日中を走るのなら未だしも闇を走るとなると周囲の景観を楽しむことも出来ず、ひたすら眠りこけるしかありません。かと云って寝すぎると夜眠れなくなってしまうし。往路は列車、復路は空路にしましたので、幾れも往復割引が適用出来ない不経済な旅ですが御了承下さいね。
運賃:¥25,500(通常料金)

32.羽田空港 はねだくうこう 21:05着


三朝温泉を訪ねた際の記憶を元に再訪プランを立ててみましたがいつ実現出来るものやら。尚、参考にされる場合には各自の責任に於いてお出掛け下さいね。充分に調べた積もりではいますが、実際に踏破した訳ではありませんので、記載情報に誤りがあるかも知れません。また、交通機関の運行ダイヤ・料金などは 03.05 現在の情報を掲載しています。実際にお出掛けになった方、行ってみたら書いてある内容と違っていた−とか、書いて無かったけれどこんないい所があったよ−等など、お気付きの点がありましたら御報せ下さいね。それでは、あなたの旅も素敵でありますように ‥‥‥






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