≡☆ 荒崎海岸・潮騒の道 ☆≡
潮風香る岬の道シリーズ 2009/06/20

三浦半島の荒崎海岸は、その名が示すように打ち寄せる荒波が創りあげた海岸美を楽しむことが出来るの。お天気予報では梅雨前線も南に下がるのできょうは青空が期待出来そうと云うコメントが。早速、梅雨の合間をぬって出掛けてみたの。補:一部の画像は拡大表示が可能よ。見分け方はカ〜ンタン。クリックして頂いた方には隠し画像をもれなくプレゼント。(^^;

荒崎海岸〜箕輪海岸〜長浜海岸

1. 荒崎BS あらさきばすてい 11:07着発

三浦半島は都心から僅か一時間足らずの距離にありながら、潮騒を耳にしながらお散歩出来るのはうれしいわよね。思い立ったら直ぐに出掛けられる手軽さに加えて京急の後押し (^^; もあって交通費もお財布にトコトン優しいの。三浦半島へのお出掛け時にはお決まりの「三浦半島1DAYきっぷ」¥1,900(京急品川駅発着)がお薦めよ。往復の運賃プラス¥100の金額で京急バスの乗り降りが自由になり、一度でもバスに乗車すれば元がとれてしまうと云うお得な割引切符なの。特典として割引料金で利用可能な観光施設やお土産屋さんもあるので、利用しない手はないわよ。詳しくは 京急電鉄 Official Site を御参照下さいね。

左掲はBS近くの案内図ですが、荒崎BSから和田BSまでの全行程踏破の所要時間は約一時間半と記されていたの。But これはとても無理よ。健脚な方でも足元は岩や石ころがゴロゴロしていて早くなんて歩けないと思うの。仮に歩けたとしても周りの景色を楽しむ余裕は無いと思うわ。参考までに各ポイント毎の通過タイムを記しておきますが、これはアッチふらふらコッチふらふらのξ^_^ξの足でのお話しですので御了承下さいね。これ以上遅くは歩けない?(^^;

2. 中央水産研究所 ちゅうおうすいさんけんきゅうじょ 11:22着 11:48発

画面左手に写る建物は中央水産研究所ですが、研究所に用があるのではなくて、その右手に続く荒磯がお目当てよ。建物はフェンスに囲まれて立入禁止ですが、その手前から砂浜伝いに岩場に出ることが出来るの。怒濤の荒波を想像していたのですが、訪ねたときは波も至って穏やか。潮だまりでは磯遊びを楽しむ親子連れの姿がありました。

3. 夕日の丘 ゆうひのおか 11:54着 11:59発

水産研究所の前を通り過ぎた辺りから一帯は県立荒崎公園として整備されているの。画面奥に小さな建物がありますが、お手洗いよ。(^^; この荒崎海岸潮騒の道では途中にトイレ休憩出来るような施設を見掛けませんでしたので、散策を始める前に忘れずにお立ち寄り下さいね。そのお手洗いの反対側に夕日の丘と潮風の丘に向かう脇道があるの。と云っても、道は直ぐに二手に分かれるのですが、先ずはその脇道を右手に辿りながら夕日の丘を目指します。途中の景観を紹介しながら道案内をしますのでよろしければ左掲の画像をクリックしてみて下さいね。

〔 荒崎海岸 〕  ここの海岸の特徴は白い頁岩と黒い凝灰岩が層を成す海蝕台と海蝕洞にあります。海蝕とは波浪等の海水の運動により、海岸や海底を浸食する作用のことです。海中に細長く突き出した台地を城山といい、展望台になっていて、眺めは眼下に松の青と砕ける波の白さが調和し、遠く相模・伊豆の連山や富士の容姿がすばらしい。また、城山西方の小さな丘を荒崎山といい、嘉永3年(1850)頃、彦根藩が台場を築いた所です。シーサイドハイキングコースは潮の香が満ち溢れ、どんどんびき・十文字洞などを見ながらお仙が鼻、佃嵐崎を経て長浜まで磯歩きを十分に楽しむことが出来ます。環境省・神奈川県

4. どんどんびき 12:05着 12:07発

先程の分岐路まで戻り、今度は左手に続く階段の道を登りますが、直ぐにあるのがこの「どんどんびき」。何でも荒波が轟音を響かせながら打ち寄せてはどんどんと引いていくさまから名付けられたそうよ。訪ねたときには波音一つしないほど穏やかな入り江でしたが、海が時化た際には怒濤が押し寄せるなどして俄に表情を変えるのでしょうね。

この辺りの海岸の岩石は、数千万年前、未だ三浦半島が海底であった頃に堆積した黒くて硬い凝灰岩と、白くて軟らかい砂岩・泥岩の層により形成されています。また、この二種類の岩石の層は洗濯板のような凸凹をした特殊な地形となっています。これは、岩石の硬軟の差により起こる水や風などの外的なカによる差別侵食ばかりでなく、水分を吸収して膨張収縮しやすい砂岩・泥岩層が、水分を吸いにくい凝灰岩層との間で長い年月をかけて変化してきたためと考えられています。右手にある海中に突き出した小高い岩山は城山と呼ばれ、頂上に僅かの平地を残し周囲は絶壁となっています。

嘗てここは鎌倉幕府創設に貢献のあった三浦一党の荒次郎義澄の居城跡と云われています。また、幕末の頃には幕府の命により彦根藩が台場を築いた所でもあります。ここから長浜に出るシーサイドハイキングコースの終点に近い山腹には、古代の下級豪族の墓である横穴古墳群があり、昭和32年(1957)に横須賀市博物館が発掘調査をしたところ、人骨や副葬品と思われる土器や金属器などが多数出土しました。このことは当時、この近くにかなり大きな集落があったことを物語り、古代から生活するのに適した所であったことが想像出来ます。潮騒が快いこの海岸からは、相模湾越しに右手から丹沢山塊、箱根連山、霊峰富士、伊豆半島、大島と遠望することが出来、特に茜に染ったタ景は、筆舌に尽くし難い美しさです。昭和52年(1977)12月 横須賀市

5. 潮風の丘 しおかぜのおか 12:11着 12:24発

説明には「潮風の丘は断崖絶壁に囲まれており、周辺の岩礁は荒波によって浸食されています。ここは城山とも呼ばれ、かながわの景勝50選にも指定されています。城山は三浦義澄の居城である荒崎城があった場所で、宝治元年(1247)宝治の乱で三浦氏が滅びた後は、佐原光盛の子孫が代々ここに居を構えたと云われています。横須賀市」とありましたが、異説では三浦義明の五男・長井五郎義季の居城跡とも云われているみたいね。因みに、説明にある三浦義澄は三浦義明の次男に当たるの。

6. 展望デッキ てんぼうでっき 12:39着 12:43発

7. 十文字洞 じゅうもんじどう 12:44着 12:55発

8. 弁天島 べんてんじま 12:57着 13:06発

9. 箕輪海岸 みのわかいがん 13:08着 13:39発

10. お仙ヶ鼻 おせんがはな 13:40着 13:43発

登り口 遠くから見ると行く手にはお仙ヶ鼻の崖が立ちはだかり、あの岩肌をよじ登れと云うの、そんなの無理よ。折角ここまで歩いて来たのに引き返さなくていけないのかしら?と大いに不安になりましたが、近づいてみると突き当たりに細い石段が設けられていたの。途中からは周囲の景観を見渡すことも出来なくなって、御覧のようにコンクリート壁に囲まれ、人一人がようやく通れるような細い石段になるの。

登り口 登り口 この道で本当に良いのかしら?と思いながらも登り切ると御覧の出口にひょっこりと出たの。草叢に覆われてはいるけど石垣が残され、道も舗装路になっているの。加えて車の転回用を思わせるスペースもあり、嘗ては別荘か何かが建てられていたのかも知れないわね。But ξ^_^ξの勝手推量ですので鵜呑みにしないで下さいね。

11. 栗谷浜漁港 くればまぎょこう 13:45着 13:55発

降り口 坂道の出口の反対側に栗谷浜漁港への降り口がありました。実はそうだと知って下った訳ではなくて草叢の蔭に「しらす・地だこ 直売所 かねしち丸」の立看板を見つけたの。道を訊ねようにも民家も見当たらないことから看板にある「かねしち丸」を見つけて訊いてみようと思ったの。草木に覆われたトンネルを過ぎると左手には白い立派な建物が建ち、右手には小さな湊のある場所に出ましたが、それが栗谷浜漁港だったの。

道を確認するだけの積もりでいたのですが、トラック便で送ることも出来ると聞いてつい買い求めてしまったの。直売所とあるとどうしてもお財布の紐が緩んでしまうわね。(^^; しらす・地だこもさることながら、ξ^_^ξのお薦めはトコブシで、いつもあるとは限らないとのことでしたが、お買い得よ。後で知ったのですが、結構名の知られた直売所みたいね。その場所ですが、左掲の円内が「かねしち丸」さんよ。因みに、白い建物は特養老人ホームの長井サニーヒルだとか。外観はリゾートマンションみたいね。

12. 佃嵐崎 つくだらしざき 14:15着 14:24発

13. 長浜海岸 ながはまかいがん 14:28着 15:27発

14. 円徳寺 えんとくじ 15:28着 15:39発

波打ち際の散策を終えて矢作BSに向かう途中で小さな鳥居を見つけて気になり、訪ねてみたのがこの円徳寺の御経窟。本来なら円徳寺のご紹介から始めなければならないのですが、成り行きで拝観しましたので御案内は順不同にてお許し下さいね。その御経窟ですが、石柱には「圓徳寺御開山日範上人 三ヶ年海水修行之霊跡」とあるの。

正応3年(1290)6月、恰度700年前に大善院日範聖人は和田村の磯、現在のこの地に来てみると相模湾の行方に伊豆半島が遠望できました。日範聖人が日蓮大聖人の弟子となって間もなく大聖人は捕われの身となり伊豆に流されました。この地より伊豆半島を眺めつつ居られました。後にこの穴に居を構えて三年の海水の荒行を始め、毎日の読経・説法により軈て永仁2年(1294)日蓮大聖人13回忌の折に近浦山圓徳寺が創立されました。後に各地に多くの寺を開き、120歳で示寂されました。平成17年(2005)六月吉日 近浦山圓徳寺

120歳の長寿とは驚きよね。確か120歳は日本人の最長記録のハズよ。当時の平均寿命がどの位だったのかは知りませんが、事実なら驚愕に値するわね。それはさておき、個人的に興味を覚えたのは魚籃観音と刻まれた供養塔で、「日本橋人形町 株式会社 魚久本店 為 魚貝類諸霊菩提」とあるの。人形町の 魚久 と云えば、お魚の粕漬けで有名なお店よね。魚籃観音の魚籃とは魚を入れる籠のことなの。普通、観音さまと云うと中性なのですが、この観音さまは女性の観音さまなの。

観音さま

むか〜し昔、中国は唐の時代の陜右という村でのことじゃ。村には仏さまの教えを敬うものなど誰もおらんでのお、それを嘆いた観音さまが一人の見目麗しい女人となって魚籠に魚を入れて街を売り歩いたのだそうじゃ。さすがは観音さまの化身、その美しさはこの世のものとは思えぬほどじゃった。魚を売り歩いておると是非妻に迎えようと云い寄る若者が後を絶たずにおってのお。若者達には観音経をそらんじることが出来た者に嫁ぎましょう−と約束されたのじゃ。そうして何日か経つと観音経の暗記が出来た若者が喜び勇んでやってきたのじゃが多くの若者がおってのお、どの若者に嫁ぐべきか決められんかった。そこで今度は金剛経を暗記してきたものに嫁ぎましょう−と約束されたんじゃ。

観音さま

それができると今度は法華経をそらんじることが出来たものに嫁ぎましょうと約束したのじゃ。ところが法華経は大法典じゃ、観音経や金剛経は暗誦出来ても法華経ばかりは誰も出来なかったのじゃ。唯一人馬郎という若者だけが暗記できたそうじゃ。そうして約束通りその若者に嫁ぐことになったのじゃが式の当日、仲々姿を見せず不思議に思った馬郎が部屋を覗いてみるとそこには黄金色に輝く観音像があったということじゃ。観音さまがお姿を変えて仏さまの教えを説いて下さったのじゃと得心した村人達じゃったが、それからというものこの村では仏法に帰依するものも多かったということじゃ。とんとむか〜し昔のお話しじゃ。

観音さまの画像は Harumi's Home Page さんに掲載されるものをお借りしています。
But 現在は閉鎖されてしまったみたい‥‥‥

門柱には確かに円徳寺とはあるのですが、殆ど普通のお家と変わらない雰囲気に見えたのでこれ以上先には入らずに終えたの。後で知ったのですが、門柱の先に見えたのは御住職のお住まいで、本堂などは塀で見えなかった左手に建てられていたみたいね。それはさておき、門柱の手前右手に一風変わった装いの建物がありましたが、それが赤辺稲荷だったの。鳥居が無ければ気付かずに終えていたと思うわ。この外観からはお稲荷さんを祀る社とは想像出来ないわよね。

〔 圓徳寺の赤辺稲荷 〕  本寺は日蓮宗鎌倉本覚寺末で、近浦山円徳寺と呼びます。開山は大善院日範上人で、永仁2年(1294)この地に建立されました。その後、元禄の大地震のとき本堂は流され、享保6年(1721)に再建されましたが、大正の大地震に再度倒され、昭和3年(1928)に新しく竣工しております。日範上人は法華経の布教に大いに務めましたが、その布教場の一つ「妙法経窟」が寺の近くにあります。寺内に祀られている赤辺稲荷にまつわる話が伝えられています。昔、里の漁師がこざらし網(夜鰯を捕る網)に出掛けましたが、折悪しく風が出て大時化となり、家族や里人は心配して船の無事をこの赤辺稲荷に夜を徹して祈り続けました。すると明朝嵐が静まった浜へ全員が無事に戻ったということです。里人たちは赤辺稲荷の無限の加護を信じ、一層信仰するようになりました。平成4年(1992)11月 三浦市

15. 宮田BS みやたばすてい 16:05着

標準的なコースではこの後は和田BSか、矢作入口BSに向かうところですが、コンビニを探して彷徨い歩いて辿り着いたのが宮田BSなの。案内板では長浜海岸から和田BSへは20分、矢作入口BSへは30分とありました。更に三崎口へは両BSから10-15分の乗車時間。そのバスですが、時刻表に記された時刻を過ぎてもなかなか来なくて、この宮田BSの次が終点三崎口なので歩いてもそう大した距離ではないだろうから−と歩き始めたの。でも、世の中うまくはいかないわよね。歩き始めて間もなくξ^_^ξの傍らをバスが唸りをあげて通り過ぎて行ったの。最後の最後で、ちょっと辛抱が足らなかったみたいね。BS一つ分の距離なのに駅までなんと遠いことか。(^^;

16. 京急・三崎口駅 みさきぐちえき 16:32着


梅雨の晴れ間を見つけて出掛けてみた荒崎海岸ですが、磯では気の早い親子連れなどが早くも水遊びに興ずる姿もありました。荒崎海岸は、都心から僅か一時間足らずの距離にありながら荒磯の野趣溢れる散策が楽しめるの。思い立った時に出掛けられる手軽さがうれしいわね。お天気次第ですが、今度の週末にでもぶらりとお出掛けになってみては?それでは、あなたの旅も素敵でありますように‥‥‥

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