≡☆ 鴻巣ポピー・ハッピースクエア ☆≡
2009/05/23

埼玉県鴻巣市の荒川河川敷には日本一の栽培面積を誇るポピー畑があり、開花期にはさまざまなイベントも催されると知り、出掛けてみたの。補:掲載画像は幾れも拡大表示が可能よ。気になる画像がありましたらクリックしてみて下さいね。

ポピー・ハッピースクエア

1. JR鴻巣駅 こうのすえき 10:39発

最初に見掛けた情報提供サイトには電車・バスを利用する際のアクセス方法としてJR高崎線の鴻巣駅西口下車徒歩35分とあったの。公共の交通手段に頼らざるを得ないξ^_^ξとしては他に選択の余地が無さそうに思えたのですが、救いの手を差し伸べてくれたのが 鴻巣市 が運営するコミュニティバスのフラワー号なの。何故にバスの愛称がフラワー号なの?と思われるかも知れませんが、鴻巣市は「ひな人形と花のまち」をキャッチフレーズに、現在ではサルビア・プリムラ・マリーゴールドなどは日本一の出荷量を誇り、花卉の一大生産地として知られているの。コミュニティバス・フラワー号(馬室コース)料金:¥150 ( 09′05 現在 )

そのルーツは、今から70年程前の昭和23年(1948)に武内武之助氏が始めたパンジー栽培だとか。栽培農家も現在では200軒を越え、春先には今回訪ねる「ポピーまつり」の他にも市内各地でフラワーフェスティバルが行われるの。市役所の業務取扱窓口にも市民の花いっぱい運動に対して支援活動を行う「花かおり課」が設けられるほどの力の入れようよ。日本一の栽培面積を誇るポピー畑には、他の市町村には負けられない鴻巣市の意地とメンツが懸かっていると云うわけね。(^^;

2. 給食センター前BS きゅうしょくせんたーまえ 10:44着

バス停で下車したら給食センターの北側(センターと道との間に民家がありますが)にある脇道に折れて下さいね。50mも歩けば右手には小さな観音堂、左手には鴻巣市立第二体育館が見えて来ますが、それを過ぎれば常勝寺の駐車場があるの。バス停からだと、都合200m位かしら、そこまでくれば視線の先に一面のポピー畑が見えて来るの。

3. ポピー・ハッピースクエア

御成橋から下流側の 荒川河川敷 いっぱいに広がるポピー畑がポピー・ハッピースクエアになるの。その広さは何と125,000m²もあり、東京ドーム約2.5個分に相当するのだとか。さすがは日本一広いポピー畑を自称するだけのことはあるわね。その圧倒される広さの畑には、何とこれまた1,000万本ものポピーが植えられているの。加えて、ここでは黄色のカルフォルニア・ポピーも植えられているので、遠くから眺めたときの色彩のグラデーションがとても素敵なの。

訪ねたのは 2009/05/23 のことですが、翌日と合わせた2日間はポピーまつりが開催され、各種のイベントが行われていたの。特設会場には地元で穫れた野菜の直売所や露店などがたち並び、特設ステージではミニ・コンサートや演舞なども行われ、お祭り気分を楽しむことが出来たの。因みに、ポピー畑に設けられたポイントでスタンプを押すと抽選で景品が貰えるポイント・ラリーもあったの。スタンプの絵柄は勿論、鴻巣市のマスコット・キャラクターの「ひなちゃん」よ。

河川敷ですので普段はお手洗いなどのアメニティーは無いの。訪ねた時には特設会場に簡易トイレが設置されていましたが、イベントの無い平日のことは分かりませんので、事前にトイレ休憩を済ませるなど、訪ねる際には御注意下さいね。

第一弾としてポピーの画像を12枚ほど纏めてアップしてみましたので御笑覧下さいね。
拡大画像にはコメント(戯言とも云う)を付記しておきましたので、併せてお楽しみ下さいね。(^^;

ポピー畑から少し離れたところでは麦ナデシコが一面に咲き乱れていたの。事前の下調べでは麦なでしこの花まつりの開催が一週間程前のことでしたので、訪ねる頃には開花時期のピークを過ぎてしまい、期待できないかも−と予想していたの。それが思いもよらず、満開の麦なでしこを見ることが出来、一度で二度美味しい体験が出来たの。後で知ったことですが、その麦なでしこ畑の広さにしても24,000m²もあるのだとか。ポピー畑の広さとは比べようもないのですが、それでも充分な広さよ。

あぜ道を歩きながら見ていたのですが、その内、畑の所有者と思しき女性の方が車で来られて麦なでしこを鎌で刈り始めたの。お花屋さんにでも持ち込むものだったのでしょうね、慣れた手つきで幾つか大きな束をつくると作業を終えられたのですが、それを見ていたξ^_^ξに「良ければ幾らでも分けてあげますよ。どうせ刈り取ってしまうんだから」と声を掛けて下さって。麦なでしこの大きな花束を抱えて電車に乗り込む訳にもいかず、鄭重に辞退させて頂きましたが、ここまで育てた麦なでしこをただ刈り取ってしまうのも勿体無い気がするわね。じゃあ、どうするの?と訊かれても答えに窮してしまうけど。

ところで、麦なでしことは変わった名前ですが、葉が麦のそれに似る一方で、花は撫子(なでしこ)に似ることから名付けられた別称なの。日本には明治時代の初めに伝えられたもので、元々は地中海沿岸を原産とする花で、アグロステンマ Agrostemma が本来の名になるの。学名は Agrostemma githago で、Agros は野原を、stemma は花冠を意味しているのだとか。花言葉の「品位」とは裏腹に、元々は麦畑などに生えて来る雑草だったとの噂も。(^^; 麦の葉に似せたつくりは麦なでしこが種を保存するために身につけた巧みな生き残り作戦だったのかも知れないわね。因みに、麦仙翁(むぎせんのう)がちゃんとした和名だそうよ。

麦なでしこ畑とポピー畑の間には大きな麦畑が広がるの。ξ^_^ξも知らずにいたのですが、埼玉県は全国でも有数の小麦の生産地だそうよ。尤も、国内で消費される小麦粉の90%以上は海外からの輸入に依存してはいるのですが、うどんの製麺などにこだわりを持つ地元の方々には好評を得ているみたいね。調べてみると、この鴻巣でも古くから小麦の生産が行われ、製パン用に鴻巣25号と呼ばれる独自の品種も開発されているの。

育成されたのは今から80年程前のことですが、何とグルテンの含有率が13.2%もある硬質小麦で、パンの材料として最高とされるカナダのマニトバ産とも肩を並べる程だと云うの。当時は米食が中心だったのでニーズがなかったのでしょうね、大きく取り上げられることもなかったみたい。現在は一部で少量生産され、天然酵母を使用したパンやパスタなどに利用されているそうよ。

麦なでしこを見終えたところでポピー畑に戻り、畦道に設けられたベンチでしばしの休憩タイム。これだけ広いと見応えもあるけど歩き出もあるの。お休みしたところで後半戦 (^^; へと出発しましたが、撮り溜めた写真を幾つか纏めてアップしましたので御笑覧下さいね。But ポピー畑の圧倒される広さと色彩のみごとさはξ^_^ξの拙い撮影写真ではとても伝えきれるものでは無いの。是非、皆さんもお出掛けの上で御観賞下さいね。

4. 給食センター前BS きゅうしょくせんたーまえ

5. JR鴻巣駅 こうのすえき

ポピー畑の一面に咲き誇る花々を瞼に焼き付けたところで帰路につきましたが、帰りも同じようにコミュニティーバスのフラワー号を利用しました。鴻巣駅に着いたところで東松山駅行きのバスがあることを知り、ひょっとしたらバスの車中から河川敷一面に咲くポピーを写真に収めることが出来るかも知れないわ−と、ひそかに期待して乗り込んではみたのですが、御成橋を渡り始めたことに気付くのが遅れ、慌ててカメラを取り出した時には既にポピー畑は後方に流れ去っていたの。(^^; 再訪する機会があれば、今度こそ橋上からねらってみたいわね。

6. 東武東上線・東松山駅 ひがしまつやまえき

日本一の広さと云うポピー畑に1,000万本ものひなげしの花が咲き誇る姿はまさに圧巻ね。そのひなげしの別称・虞美人草の名は項羽とその愛人・虞の逸話に因むの。有名な四面楚歌の場面では劉邦軍に取り囲まれて覚悟を決めた項羽が最後の酒宴をひらき、虞の舞う姿に「虞や虞や汝を奈何せん」と嘆き、やがて愛馬と共に敵陣へと突入していくの。虞もまた項羽の足手纏いになっては−と自刃して果てたの。その後、虞の亡骸を葬った塚には夏になると真紅の罌粟の花が咲くようになり、誰云うことなく虞美人草と呼ばれるようになったと云われているの。花ことばではないけれど、二人の間は多くのいたわりと思いやりで結ばれていたのかも知れないわね。それでは、あなたの旅も素敵でありますように‥‥‥‥

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